エンジニアが他の業種に比べて、常にスキルアップをしていくべき理由は、まずこの業界そのものの技術革新のスピードが速いということです。
5年前は普通の技術やアイディアであっても、今はすでに時代遅れとなってしまうことも珍しくありません。
そして、クライアントも新しい技術を使ったサービスを求めています。
そのため、すでに持っている技術にこだわるのではなく、新しいプログラミング言語を習得したり、異なるサービスやシステムの開発ができる応用力を身に着けたりすることはとても重要です。
最近はAIやIoT、仮想空間などがトレンドのため、これらに関する技術を身に着けることを考えてみるとよいでしょう。
もう一つの理由は、IT業界は実力主義であるという点です。
年齢や勤続年数が高くなれば評価が上がることはあまりなく、どれだけスキルがあり実際に仕事を正確かつ迅速にこなしていけるかが問われるのです。
逆に言うと、若くてもスキルをしっかりと身に着けていれば責任も収入も上がるチャンスが大きいのです。
スキルアップをするには、個人学習としてセミナーや勉強会に参加したり、オンライン講座を受けたりすることができます。
特にオンライン講座はかなり高度なスキルについて教えてくれるものもありますので、自分のペースでスキルアップをするのに役立ちます。
より大きな案件、高度な技術を使うプロジェクトを受注している企業に転職したり、高度な仕事を自ら受けたりすることもスキルアップに役立ちます。
やはり実際に実践しないとスキルは身に着きませんので、自分を成長させてくれる環境に積極的に飛び込む必要があります。